褐色腐敗病

・発生初期いろいろ

・地際部に発生した被害果実
褐色腐敗病1

・台風後の多発被害
褐色腐敗病2

・生態と防除

病   原 : 糸状菌
発病品種 : 温州ミカンなどカンキツ類に広く発生する。
発病部位 : 果実
伝 染 源 : 土壌及び発病果実。
伝染方法 : 雨滴により土壌中の病原菌が果実に付着したり、冠水やたまり水の樹上からの
灌水で発病し、一度発病すると降雨毎に次々と広がる。
菌の発育 : 適温は26〜30℃で、35℃でも発育する。
感染期間 : 7月頃の未熟果では発生せず、8〜10月に発生が多い。
潜伏期間 : 適温下での菌の増殖は著しく早く、1〜2日で発病する。
耕種的防除 : @マルチ栽培や裾枝のつり上げ
A園内の通風、排水を良好にする
B発病果実は直ちに園外に出す
防除上
 の留意点
: 一度多発すると菌密度が高まり常発化する。