黒腐病


・温州みかんの被害果 ・被害果内部

生態と防除

・病   原 糸状菌
・発病品種 温州ミカンやイヨカンなど中晩柑類
・発病部位 貯蔵果実
・伝染方法 病原菌は開花中の柱頭から入り、幼果のヘソ部に潜伏したり、
生育期間中の果皮の傷や果梗部などコルク化した組織に潜伏し、
収穫後果実の消耗を待って発病する
・発病時期 貯蔵中
・耕種的防除 (1)台風等による傷を防ぐため防風対策を行う。
(2)適期収穫を行い収穫時の果実の取扱はていねいにする。
(3)貯蔵条件を適正に保つ(多湿条件で多発する)。
・そ の 他 台風の被害を受けた果実で多発する。
イヨカンでは外観上健全果にもかかわらず内部が腐敗している場合がある。