そうか病

・温州みかんの春葉及び果実の病徴
そうか病

・温州みかん収穫期の病徴 ・左の拡大

・生態と防除

病   原 糸状菌
発病品種 温州ミカン、カラーが弱く、レモン、三宝柑も発病する。
発病部位 葉・枝・果実
伝 染 源 前年の枝や葉の越冬病斑。新しい病斑ほど有力な伝染源となる。
春梢葉の新病斑からの二次感染が果実への有力な伝染源である。
伝染方法 降雨があると病斑上に胞子がつくられ、雨滴で飛散する。夜露程度でも感染する。
感染条件 13〜30℃で発生し、適温は22〜24℃である。葉や果実の組織が柔らかい時期の
多雨条件に多発する。
感染期間 果実は落花直後から9月上旬頃まで。
潜伏期間 最適条件で葉では約5日間、果実では10〜15日
耕種的防除 @剪定時期に越冬病斑の多い枝は剪除する。
A窒素過多をさけ、密植園の間伐や園地の排水・通風をよくする。