アブラムシ類

(カンキツではワタアブラムシ、ミカンクロアブラムシ、ユキヤナギアブラムシが主要種である。)

・ワタアブラムシの無翅胎生雌と幼虫
ワタアブラムシ 成虫


天敵類

<アブラバチ>
・アブラバチに寄生されたアブラムシ(マミー) ・幼虫
寄生されたアブラムシ マミー 幼虫
・蛹 ・成虫
蛹

<ヒラタアブ>

・幼虫 ・アブラムシを捕食中の老齢幼虫
幼虫 老齢幼虫

・蛹

・成虫


<テントウムシ>

・ナナホシテントウ
・幼虫 ・成虫


・ナミテントウ
・幼虫 ・雌成虫(上)、雄成虫(下2個体)

生態と防除

・寄主植物 ワタアブラムシ     …カンキツ、ウメ、ビワ、ナシ、キュウリ、ナス、イチゴ
                など。
ミカンクロアブラムシ …カンキツ
ユキヤナギアブラムシ…カンキツ、モモ、スモモ、ウメ、ビワ、ナシ、
               リンゴ、ユキヤナギなど
・加害部位 新梢
・ウイルス病の伝搬 ミカンクロアブラムシ …ステムピッティング病(ハッサク萎縮病)
               かいよう性虎斑病、ベインエネーション
ユキヤナギアブラムシ…ステムピッティング病(ハッサク萎縮病)
・発育の経過 単為生殖世代♀…卵⇒幼虫(4齢)⇒成虫(無翅または有翅)
両性生殖世代♀…卵⇒幼虫(4齢)⇒成虫(無翅)
両性生殖世代♂…卵⇒幼虫(4齢)⇒成虫(無翅または有翅)
・年間の発生回数 10〜20数世代
・産卵数 約100粒(ミカンクロアブラムシ)
・幼虫期間
(孵化から成虫まで)
10日前後
・越冬形態 卵又は幼成虫
・多発条件 裏年や5〜6月が低温で新梢の硬化が遅れた場合
・天敵 テントウ類やヒラタアブ類、その他種類は多いが、
いずれもアブラムシ多発後になる。

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