日陰になる部分で被害が多い
 樹冠外周部での被害の様子
健全果
被害果
幼果期に被害を受けた果実

チャノホコリダニ

萼の部分に寄生(拡大写真が右) 幼果の萼に寄生した成虫(0.1〜0.2mm)

果 実 被 害(温州みかん

清見における果実被害 清見における幼果被害

ハッサク収穫期における被害

生態と防除

寄主植物 カンキツのほかナシ、クリ、チャ、ナス、ピーマン、トマト、キュウリ、
スイカ、イチゴ、ガーベラ、シクラメン、ダリアなど多食性。
加害部位 果実、新芽、葉。
特に果実では、樹冠内部や日陰部での被害が多い。
被害の
 多い
品種
露地ではレモンや仏手柑で多く、ハッサク、清見、宮内イヨカン、ミカンでも
希であるが多発する。また、ハウス栽培で多い。
多発園の一事例として、被害はハッサク>温州>清見>セミノール・甘夏の順で多く、品種間の差が見られた。
発育の経過 卵 ⇒幼虫(脚3対)⇒静止期⇒成虫(脚は4対)。
発育の
 好適条件
温度は20〜32℃、湿度60〜85%
年間の
発生回数
多化性であるが明らかでない(ナス等では卵から成虫までの
期間は7〜10日と短く、増殖が早い)
越冬 カンキツでは明らかでない。関西以西の野菜ではセイタカアワダチソウや
枯死した作物体上で成虫越冬する。
加害期間 落弁直後〜10月頃まで。

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