ゴマダラカミキリ

・幼虫 ・蛹

・ゴマダラカミキリ成虫
カミキリ1

・枝を食害 ・葉を食害

・成虫による枝の食害 ・成虫による葉の食害

・交尾

・ゴマダラカミキリ成虫の脱出孔(前年と本年) ・被害部から排出された虫糞
カミキリ3

・根部での脱出口

・バイオリサカミキリ(天敵糸状菌)の取り付け
カミキリ4

・ゴマダラカミキリによる被害樹(枯死)
カミキリ2

生態と防除

・寄主植物 カンキツ、ヤナギ類、イチジク、ナシ、カエデ、クリ、シイ類など50種以上
・加害部位 葉、枝、幹、根
・発育の経過 卵⇒幼虫⇒蛹⇒成虫(有翅、2対)
・年間の
    発生回数
1回(2年に1回の個体もある)
・羽化時期 5月〜6月(年次変動が大きい)
・産卵時期 6月〜10月(最盛期は6月〜7月であるが年次変動が大きい)
・産卵数 平均200粒(最高400粒)
・産卵前期間
(羽化脱出から
産卵まで)
10日前後
・卵期間 7日前後
・蛹期間 20〜30日
・成虫の寿命 1ヶ月〜4ヶ月(年次や個体による変動が大きい)
・越冬形態 幼虫
・防除 (1)天敵糸状菌(バイオリサカミキリ)の枝架け
  処理時期…成虫発生初期
     方法…1樹当たり1本、地際に近い主幹分岐部に
         巻き付けホチキスで止める。
    残効性…ほぼ1ヶ月
    注意点…感染から死亡まで7日〜10日必要で、
          感染期間中も産卵(殺卵力はない)する。
          広範囲な処理で効果が高まる。 
          ナメクジやカタツムリの食害を受けないようにする。
(2)その他の防除法…産卵予防に地際部に防虫用金網を巻き付ける。

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