ミカンヒメコナカイガラムシ

・枝上で群生している成幼虫

・果実や果実と葉が接した部分に好んで生息

生態と防除

・寄主植物 カンキツ
・加害部位 枝、葉、果実
・発育の経過 (雌)卵 ⇒幼虫(3齢)⇒成虫(無翅)
(雄)卵 ⇒幼虫(2齢)⇒蛹⇒成虫(有翅1対)
・年間の
    発生回数
3〜4回
・産卵期 5月上旬、7月中旬、8月下旬、(10月以降)
・産卵数 100〜300粒。ふ化幼虫は日陰部の新梢、葉裏、
果実の萼部に群集して寄生。
・発育所用日数
(25℃)
卵期間…3〜7日
1  齢…5〜11日
2  齢…6〜15日
3  齢…5〜21日
成虫産卵前期間
     …11〜25日
孵化から産卵までの日数
     …27〜75日
(カボチャで飼育すると上記所要日数は短縮される。)
・越冬形態 1〜2齢幼虫で幹や枝の割れ目、重なり合った葉陰等
・天敵の種類 タマバエ(7〜8月に多い)
・耕種的防除 蜜植園や風通しの悪い園で多発することから、
間伐や剪定を行い日当たりや風通しを良くする。
・防除のポイント 薬剤には比較的弱いが薬剤のかかりにくい場所に群集して生息するため、
薬剤の湿展性を高め丁寧に散布する。比較的群集しない6月頃の効果が高い。
・その他 ハウスミカンで発生が多い。多発するとすす病が発生する。
・類似
   のカイガラムシ
カキ園の混植または隣接園ではフジコナカイガラムシが寄生している。

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