クワゴマダラヒトリ

・産卵植物(からすのさんしょ)葉上の若齢幼虫
クワゴマ

・産卵植物葉上で巣網を張った若齢集団

・若齢幼虫

・カラスノサンショ(産卵植物)

・カラスノサンショ幹(産卵植物)

・アカメガシワ(産卵植物)

生態と防除

・加害植物 カンキツ、ナシ、モモ、スモモ、ウメ、クリ、ブドウ、カキなど多数
・加害時期 4月〜5月
・産卵植物 カラスザンショウ、アカメガシワ、ニセアカシア
・加害部位 葉、蕾、花、果実
・年間の
    発生回数
1回
・発育の経過 卵⇒幼虫(7齢)⇒蛹⇒成虫(有翅、2対)
・成虫発生時期 8月下旬〜9月中旬
・産卵 9月中に産卵植物葉上に数千粒の卵塊で産み付ける
・卵塊当たり
      産卵数
470〜1270卵(平均790卵)
・卵期間 10日前後
・幼虫 孵化幼虫〜3齢幼虫期は、葉上で糸を吐いてテント状の巣網を張り、
集団をつくる。4齢以降徐々に分散する。
・蛹期間 5月下旬から8月(土中)
・越冬形態 幼虫(4齢)
・耕種的防除 園地周辺の産卵植物を伐採する。
10月頃に巣網の枝を剪除し焼却する。
・天敵 捕食性天敵としてシリアゲムシ、ハナグモの一種、クロスズメバチ、
セグロアシナガバチ、キアシナガバチ、ゴミムシの一種が、
また寄生性天敵としてコマユバチの一種、ヤドリバエの一種、
硬化病菌の一種、ウイルス病の一種が確認されている。

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