裂果

果実における被害

生態と防除
発症部位 果実
症状 果頂部をとおって縦に一直線に裂け目が走り、果肉にまで達する。
裂果するような果実は果皮が非常に薄くなっている。
発症条件 早生温州の様に果皮の薄い系統で発生しやすい。
果皮の組織が緑色でまだ硬く、果肉に果汁がたまり始めるころに
晴天がつづき、その後突然に大雨が降ると多発する。このことから、
果肉の急激な肥大に対して、果皮の強度が耐えられず、
裂果すると考えられる。
対策 裂果を確実に防ぐ方法は開発されていない。
9月上旬の水管理、排水に注意する。
同時に、計画的な灌水をすることも大切である。