再予備枝設定方法(発芽後の予備枝剪定法)

 着花の多い年や樹に対する新梢発生を期待する方法として
発芽後に芽や着花を確認してから行う予備枝剪定方法(再予備枝剪定)
について紹介します。
 着花多い樹では、新梢を期待するのと同時に着花を減らすことが重要です。
 隔年結果や摘果労力の軽減のためにもやってみましょう。

A−1)設定前の枝の様子
予備枝にやや上向きの枝を利用した場合
新梢発生が少なく、着花が多く見られる枝に対して行う
(本年の着果は望まずに、来年の結実を目指す方法)


A−2)設定後の様子
旧葉や新梢を残し、着花部位や結果母枝(着花のある)を剪除した状態です。


A−3)開花後の再予備枝設定とその後の新梢発生状況
剪除後、発芽し新梢が発生します(5月29日での状態)。


B−1)新梢と着花が混在する場合の設定方法

新梢を残して、新梢のない結果母枝や着花のみを除去する。


B−2)設定後の枝の様子
旧葉、新梢を残して設定します。
この時期の新梢は落とさないように注意する。
(急な枯れ込みや樹勢低下を防ぐために旧葉、新梢は残します)


C−1)着花の多い部位の予備枝設定方法(設定前)


C−2)設定後の枝の様子
新梢部位を大事にして、着花や結果母枝を重点に除去する。
先端の新梢は落とさないように注意する。


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