平成23年産有田地方かんきつ類の着花状況調査結果
調査者:有田振興局地域振興部、果樹試験場、農林水産総合技術センター、果樹園芸課、
近畿農政局和歌山農政事務所、和歌山中部農業共済組合、JA和歌山県農、JAありだ
調査日:平成23年5月12日
(1)温州みかん
@新梢の発生は表年としては良好であるが、園地や樹によるバラツキがあった。
全体の着葉数は平年並みであるが、一部老木園や樹勢低下園等でやや少ない園があった。 樹勢は中庸で、一部では枯れ枝のある園も見られた。
A発芽期、展葉期はともに平年に比べ7日程度遅れていた。
B満開期は極早生で5月14日、早生で5月15日、普通で5月16日頃と思われる。
C着花指数は平年を10とした場合、極早生で11.2、早生で10.3、普通で10.2で あった。
D本年は表年であるが、当初の予想よりも新梢の発生が良好である。
(2)清見
@新梢の発生は良好であり、全体の着葉数はやや多く、樹勢は中庸であった。
A発芽期、展葉期とも平年に比べ7日程度遅れていた。満開期は5月19日頃と思われる。
B着花指数は9.2であった。
(3)不知火
@新梢の発生は良好であり、全体の着葉数はやや多く、樹勢は中庸であった。
A満開期は5月16日頃と思われる。
B着花指数は10.1であった。
(4)はっさく
@新梢の発生は良好であり、園地や樹によるバラツキがあった。着葉数は平年並みで、樹勢
は中庸であった。
A満開期は5月17日頃と思われ、着花指数は10.1であった。