平成24年産有田地方かんきつ類の着花状況調査結果
調査者:有田振興局地域振興部農業振興課、果樹試験場、果樹園芸課、経営支援課、
近畿農政局和歌山地域センター、和歌山中部農業、共済組合、JA和歌山県農、JAありだ
調査日:平成24年5月14日
(1)温州みかん
@新梢の発生は平年並みで、園地や樹によるバラツキがあった。樹勢は中庸で、
着葉数は平年並みである。老木園の一部や樹勢低下園等で着葉数がやや少なく、
枯れ枝の発生が見られた。
A発芽期、展葉期はともに平年に比べ7日程度遅れていた。
B満開期は極早生で5月12日、早生で5月14日、普通で5月16日頃と思
われる。
C着花指数は平年を10とした場合、極早生で11.1、早生で10.0、普
通で9.1であった。
D本年は裏年であるが、当初の予想よりも花が多かった。
(2)清見
@新梢の発生は良好であり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。
A発芽期、展葉期とも平年に比べ7日程度遅れていた。満開期は5月15日頃
と思われる。
B着花指数は10.8であった。
(3)不知火
@新梢の発生は良好であり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。
A満開期は5月15日頃と思われる。
B着花指数は9.3であった。
(4)はっさく
@新梢の発生は平年並みであり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。
A満開期は5月16日頃と思われ、着花指数は10.7であった。
(5)はるみ
@新梢の発生は平年並みであり、樹勢は中庸で、着葉数は平年並みであった。
A満開期は5月17日頃と思われる。
B着花指数は9.6であった。