有田みかんの有望系統
有田地方の次代を背負うみかんの有望系統を紹介します。 高品質みかんを安定して生産するには、やはり有望な品種 の若木の園地を作ることが大切です。 |
『きゅうき』 詳細はコチラへ |
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『YN26』 詳細はコチラへ |
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有田市宮原町で「向山温州」の苗木に混入していた「1樹変異」と思われ、県果樹試験場において、「枝変わり探索事業」により最も有望な系統と認められた品種で、平成26年2月27日に品種登録されました。 ○特性 ・「向山」に比べて浮皮の発生が少ない。 ・果実品質は「向山」とほぼ同等である。また、じょうのう膜は薄く食味が良い。 ・中生としては隔年結果性が低く、豊産性と思われる。 |
県果樹試験場において、「ゆら早生」の珠心胚実生から「ゆら早生」よりも成熟期が早く、着色・樹勢ともに良い個体を選抜し、平成24年1月20日に品種登録されました。 ○特性 ・収穫適期:「ゆら早生」より減酸が早く、収穫期も早い。 ・糖度:「ゆら早生」と同程度で他の極早生温州みかん よりやや高い。 |
『ゆら早生』 極早生としては、糖度が高く、じょうのう膜が柔らかい。果形はやや円形でやや厚い。果皮色は濃い。樹勢はやや弱い。熟期は10月上旬~中旬。 (宮川早生の枝変わり) |
『田口早生』 従来の宮川早生や興津早生に比べて、甘み多く、口当たりまろやかである。果実の外観は興津早生と同じ。樹勢は強い。 (興津早生の個体変異) |
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『丹生温州』 在来の丹生温州のウイルスフリー。樹勢は旺盛。貯蔵向きの品種で12月下旬収穫、貯蔵して2月頃に食味・風味最高になる。 |