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灌水情報  高品質・安定生産につながる灌水情報を提供します
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望ましい水管理 高品質・M級果実の安定生産に向けて

果実生育・品質モデル
果実の肥大・成熟期は、次の3つのステージに分けることができます。

Ⅰ期

満開後70105

7月中旬~8月中旬)

Ⅱ期

満開後105125

8月下旬~9月上旬)

Ⅲ期

満開後125190

9月中旬~11月中旬)

ü 酸濃度が高い
ü 果実糖度が急上昇する
ü 果実肥大が急速に進む
ü 糖度はやや減少する
ü 酸濃度が急減する
ü 糖度上昇が続く
ü 果実肥大が緩やかに進む
ü 減酸が緩やかに進む
※ 下図にマウスカーソルを乗せて下さい。

満開後

日数

Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期

71

82

91

101

113

123

131

140

152

160

171

183

192

満開日を

5/9とした

月/日

7/18

7/29

8/8

8/18

8/30

9/8

9/17

9/26

10/7

10/16

10/26

11/7

11/17

糖度

(Brix)

6.9

8.0

9.1

10.0

10.0

9.7

10.0

10.4

11.1

11.5

11.8

12.3

12.7

遊離酸

(%)

4.24

4.29

4.11

3.78

3.14

2.43

2.12

1.89

1.41

1.20

1.05

0.95

0.85

果実横径

(mm)

34.5

37.4

39.3

41.4

45.7

49.3

51.6

54.1

56.9

59.2

61.1

63.1

64.0

肥大量
(mm/10日)

2.6

1.9

2.1

3.6

4.0

2.6

2.8

2.5

2.6

1.9

1.7

0.9

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望ましい水管理
各ステージ毎ごとの適切な水分ストレス(LWP)程度は、次のとおりです。
なお、LWPは日没直後の測定値を基準としています。
LWP(葉の水ポテンシャル)について →

Ⅰ期
7月中旬~8月中旬)

Ⅱ期
8月下旬~9上旬)

Ⅲ期

Ⅲ-1期
(9月中旬~10月上旬)

Ⅲ-2期
(10月中旬~11月中旬)

LWPの適範囲
-1.68~-2.12 MPa

LWPの適範囲
-1.01~-1.71 MPa

LWPの適範囲
-1.21~-1.85 MPa

LWPの適範囲
-1.78~-2.28 MPa

ü-2.4MPa以下で
  • 樹勢が低下
  • 収量が減少
  • 酸高、小玉化
ü-2.0MPa以下で
  • 減酸が進まず
  • 酸高になりやすい
ü-2.4MPa以下で
  • 樹勢が低下  
  • 収量が減少  
  • 酸高、小玉化
ü-1.1MPa以上で
  • 糖度上昇が鈍化
ü-1.1MPa以上で
  • 糖度上昇が鈍化
※ 下図にマウスカーソルを乗せて下さい。
◇ 産地には様々な土壌が混在し、表土の厚さ、保水性等は様々です。
◇ 同一のLWPであっても、立地や土壌条件によって体積含水率は異なる数値を示します。
◇ A園、I 園、N園における、上記LWP適域に対応した「土壌体積含水率の適域」についてはこちらをご覧下さい。
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このページに関するお問い合わせは
和歌山県果樹試験場
〒643-0022 有田郡有田川町奥751-1 【 地図 】
TEL:0737-52-4320 FAX:0737-53-2037 メール:e0703021@pref.wakayama.lg.jp